スマホを捨ててしまった日#3
こんにちは。しんいちです。
ブログを新しいサイトに移転しておりますので、
新しい方をご覧になっていただけると嬉しいです。
暫くの間は旧ブログと新ブログの両方に記事を公開しますが、途中から新ブログのみに変更していきます。
さて、スマホを捨ててしまって一番困っているのが仮想通貨のパスワードを紛失してしまったため、仮想通貨を保管している場所にログインできなくなっていることです。
正確に言うと、仮想通貨を買う場所として「取引所」と呼ばれるものがあります。
そこで有名なビットコインと日本円を交換したりできるのですが、取引所に入るにはもちろんパスワードが必要になります。
そしてスマホと連携することで、よりセキュリティ面を高めるのが
二段階認証と呼ばれるものです。
普通のサイトだったら、
「ユーザー名、もしくはメールアドレス」と「パスワード」でログインできます。
しかし、二段階認証はスマホと連携して、1分ごとに新しいパスワードが作成される仕組みです。
その二段階認証をスマホで行うために、安全性が高められているのです。
しかし、スマホをなくしてしまいました。
どうやら一回なくすと、その後とても大変なことがわかりましたので、そこについて説明します。
二段階認証のバックアップをとる
私は二段階認証のバックアップをとっていなかったために、今回とても大変な目にあっています。
なのでみなさんには同じミスをしないでいただきたい。
スマホで二段階認証を設定するときに、
QRコードと、20桁前後の番号が送られてきます。
QRコードのスクリーンショットか、番号の控えがあればすぐに復旧ができます。
しかし、このQRコードと番号は一番最初の一回しか表示されません。
なのでこれから手続きする人は必ずバックアップをとっておいてください。
参考までに私の現状
私は三つの取引所に仮想通貨を置いていました。
・QUOINE
・BCEX
・Binance
の三社です。
QUOINEは日本の会社で、日本語に対応しているためスムーズに口座を再開することができました。
しかし、海外の取引所であるBCEXは、返信はきても対応があまりよろしくありません。Binanceに至っては一週間近く返信がありません。
まだまだ道のりは長そうです。
みなさん、もし仮想通貨を使うようになる人がいたら
かならず二段階認証のバックアップをしてください。
スマホをなくしても大丈夫になります。
非効率的な効率主義:非効率の幸せ
こんにちは。しんいちです。
最近自分が幸せを感じる時はどんな時かなと考えました。
彼女と過ごす時間や、映画を見ているときもそうですが、日常の中で考えると、割と手間だと思われがちなことをやっている時に幸せを感じていることがわかりました。
コーヒータイム
例えば、コーヒーを入れる時間です。
コーヒー豆を自分でひいて、フィルターを使い、溢れないように少しずつドリップコーヒーを入れる時間は一日の中で最高のひとときです。
でも、効率とか便利さで考えるなら、スーパーに売っている粉末状の粉にお湯を注ぐだけのタイプのコーヒーのが早いですよね。
でもあえてそこで豆をひき、ハンドドリップで淹れる。
一見面倒くさいですし、便利な方法があるのにわざわざ手間をかけなくても、と思います。
だけれど、なぜあえてそれをやるのか。
一言で言うなら美味しさが抜群に違うからです。
豆を挽くとまず香りが違います。
そして香りだけでなく、味も格別です。
少し手間と時間を加えることで素晴らしい、チェーン店のコーヒー屋さんより美味しいものが飲めのですから、最高の贅沢です。
しかも何百円もするカフェのコーヒーと違い、数十円で飲むことができます。
他にも
アイロンをかける時間
お弁当を作る時間
なども幸せなひとときです。
不思議なことにスマホでドラマなどを見ながら片手間にやると全く幸せではありません。むしろ、さっさとこんなこと終わらせてドラマみたい、とか思ってしまいます。
しかし、料理にアイロンに集中しているときは幸せな時間です。
料理だって、別にコンビニで買えば良いものです。ちょっと良いものが食べたければ、もうお金を払って外食にしてしまえばいい。
でもそれをしないのはなぜか。
美味しい料理を自分の手で作り出し、そしてそれを食べた人が美味しいと笑顔でいってくれるのを見たときに、とても幸せだからだと思います。
効率化の時代に非効率を
世の中は効率化や生産性が重視され、本屋さんにもそのような本が並びます。
確かに効率的になるのは良いことかもしれません。
で、効率化されてできた時間を自分の手間のかかる幸せのために使うと良いと思うのです。さらに仕事を詰め込むのではなく。
なにもしないことの豊かさ
こんにちは。しんいちです。
先日WIREDで以下のような記事がありました。
タイトルは「「ぼーっとする」のが脳にとって大切な理由」です。
https://wired.jp/2014/08/22/brain-neutral/
これは最近私がスマホを持たずに散歩するようになったときに感じた豊かさと関係していると思います。
スマホを持たずに歩くこと
最近私は1時間以内の距離ならば歩くようにしています。
そのときにイヤホンをせずに、また歩きスマホもしないようにしています。
以前はあるきながらオーディオブック(本の朗読サービス)を活用したり、仕事のメールに返信したりしていました。
しかし、移動時間もフル活用しようとしても、結局心があくせくしてしまって、落ち着くことができませんでした。落ち着いていないと、ゆるやかな思考をすることができません。硬直化につながってしまいます。
特に感じたのがブログに何もかけなくなるということです。
歩きスマホをしていると、なにかを考えたり、思い起こしたり、外界から刺激を受けたりということが極端に少なくなります。
そして結局書くことがなくなってしまうのです。
なので、最近はスマホをカバンの奥にしまってしまい、イヤホンもつけないようにしています。外の世界に開いて、頭をぼ~っとさせる時間を作るためです。
何もしない豊かさ
最近のビジネス本の中にはいかに効率的に多くのことをこなすかという本で溢れています。数分単位で時間を切り詰め管理し、人生をコントロールする、みたいな本です。
昔は私もそれにならって、スキマ時間をオーディオブックや、歩きスマホしながらの読書で埋めていました。
それが有能なのだと思っていたからです。
確かに寸暇を惜しんで学ぶのは美徳かもしれませんし、そういうスタイルの人を尊敬します。しかし、僕の場合、どこかでエネルギー切れが起きてしまいます。
何かよはくがないと、何も入ってこれないのです。
神社の依代が白いのは、余白として、そこに何色でも何者でも入れるからです。
神様が入ってくるにも、知識が入ってくるにも、何にも余白を作るのが最初です。
ヨガでも呼吸はまず吐ききります。
寸暇を惜しんで働く
話は突然変わりますが、みなさんはなんのためにお金を稼いでいるのですか?
お金を稼いで、たくさん稼いだら自由になれる。
確かにそうです。
お金がほしいのは自由になるため、というのは納得できます。
お金を稼げば自由になれると思いますが、稼ぐためにあくせく働き続けていては本当に自由とは言えないきもしています。
なぜなら、なにもしないことをすればその場で自由であるからです。
そこに立ち返ると、何もしない時間ということは最高の自由であり、最高の贅沢であり、そしてすでに持っているものです。
なにもしないという時間を楽しんでください。
呼吸は絶えず更新されていて、体はきしみます。
思考は四方八方に飛び、悩みはつきません。
それでも、その状態を楽しめるようになっていきたいと思っています。
リトアニアの世界遺産:ケルナヴェ遺跡について
こんにちは。しんいちです。
今回はリトアニアにある世界遺産の一つ、ケルナヴェ遺跡について書きます。
ここは非常に思い出深い土地です。
見渡す限りの草原。
こんもりと盛り上がる丘があり、なだらかな曲線を描きます。
歴史的に非常に重要な土地であると同時に、何故か心の落ち着く場所でもありました。
紀元前から続く生活の跡が残るこの場所で、悠久の時を感じることができます。
ケルナヴェ国立文化保護区
ケルナヴェは旧石器時代末期から地住生活が行われてきた土地です。集落は新石器時代に増大したようです。
街についてはじめて言及されてのは1297年のことだ。当時ケルナヴェはリトアニア大公国の首都で、ドイツ騎士団に攻撃された記録が残っています。
ドイツ騎士団に襲われ、焼き払われたケルナヴェは泥炭地のようになり、遺跡が昔のままに保存されています。その遺跡の考古学的価値から世界遺産に認定されました。
ケルナヴェの文化保護区は、1989年に設立されました。現在の文化保護区は、2004年以来196.2ヘクタールの面積がユネスコの世界遺産に属し、先史時代の複雑な考古学的地層もあります。この場所の並外れた世界的価値は、旧石器時代後期(紀元前9世紀)から現在に至るまで継続して定住が行われている土地であるということです。
ケルナヴェ考古学歴史博物館
Kernavė考古学歴史博物館ではKernavėの歴史、特に中世を学ぶことができます。
数十年の間に行われた発掘調査の間に発見された古代の遺物が集められているケルナヴェ考古学歴史博物館は、非常に歴史的な意義のある博物館です。
聖母マリア教会
バスを降りると少し遠くに見えるこの教会はケルナヴェ観光の中心です。
この聖堂は1900年ごろに建設された比較的に新しい教会です。
アクセス
車:
Kernavėに到達するための最も便利な方法は車です。高速道路であるA1道またはA2道に沿って進み、次に108または116の道路に沿って行くことが可能です。
バス:
ビリニュス駅の近くのバス停から、プラットホーム10番か11番で向かいます。バスのチケットは運転手から直接買います。Kernavėへのバスは1日に約6回、およそ30分から1.5時間の間隔で走っています。とはいえ、非常に本数が少ないのできちんと計画を立てて向かうことをおすすめします。
時刻表はインターネットのウェブサイトで確認してください。
かすかな兆し:花とプログラミング
こんにちは。しんいちです。
今日は2つの出来事がありました。
1つ目はプログラミングを教えていただいたこと。
2つ目は花のみち、という花の教室へ行ったことです。
プログラミングと身体
サーバー、ドメイン名、IPアドレスなど一度は聞いたことがある言葉かもしれません。
自分はWordPressでサイトを作っている途中なので一連の言葉は聞いたことがありました。(ちなみに今月中にはてなブログからWordPressに移行します。引き続き移行先サイトでもご覧になっていただけたらと思います。)
しかし、漫然とWordPressの解説方法に全部したがってサイトを作った私にはそれぞれの言葉が何を意味しているのか全くわかりませんでした。
しかし今回勉強させていただいて、つながりが分かるようになりました。
詳しくはまたの機会にしたいと思うのですが、
今回の勉強で一番感じたのが
プログラミングを学ぶということは「文法」を学んでいるな、ということです。
プログラミング「言語」なので、当然そこに文法はあるわけなのですが。
例えば、it~that~という構文のときに、that以下が主語なのに、長すぎるからitwとりあえず前に置いて、後からせつめいする、みたいなやつです。
これと全く同じような構文がありました。
そしてそこから発展して、どうやらPCやプログラミングの設計はどうやら人の構造がベースになっているようだと学びました。
脳の仕組みとインターネット環境など。
そう考えると、人間は何かを作り出すときに、まずは知っているものを参考にしているようです。
脳を自然界の一部だと認識するなえらば、
人間がPCなどを作るときに、脳を参考にしたように、
すべてのものはどこかに自然を反映しているものだと言えると思います。
ガウディは自然を参考にするのが巧みな人でした。
彼は、例えば蛇の背骨の構造を天井の設計に使ったりしています。
また、彼の設計したサグラダ・ファミリアも、あらゆるところに自然の造形が隠れています。
花のみちへ
そんなことを考えて、今日は花のみち第一回目でした。
プログラミングの世界からずいぶんひとっ飛びしてきたかもしれませんが、意外とそうでもない気がします。
東京に住んでいると植物や花に触れる機会は殆どありません。
今みたいに花見の時期はその派手さから、目に入ってくるものですが、
桜だけではなくて多様な植物群が花を咲かせ、緑を燃やしています。
先日、千鳥ヶ淵を歩いたときに、突然感じた緑のむせかえるような匂い。
部屋に植物を置いておくことで四季を感じることは、都会で暮らす上で、少し生活を豊かにする工夫です。
花が咲いて、それを見ること。
そこに対してどのように感じるか、そこに2種類の考え方があります。
1つが「事実ベース」もう一つが「感情ベース」です。
少し詳しく説明します。
桜が咲いているのを見たときに
「花が咲いてる」と思うのが「事実ベース」
「花が咲いている」のを見て、そこから「過去の思い出」や「未来の兆し」、「好きな人」、さまざまな背景が豊かに沸き起こる「感情ベース」です。
どうも最近の人はあまりにも「事実ベース」なのではないかと感じています。
多分一瞬、いろいろなことが頭を過るはずです。
しかし、スマホや広告、いろいろな情報が溢れる世界で、それらの「背景」はあまりにもかすかすぎます。
かすかな兆しすぎて、感知され得ないもの。
しかし、花に触れ、歌人が花について読んだ詩を聞くと、
彼らの「感情ベース」で豊かな感じ方に驚きを隠せません。
プログラミングから花まで、全てが実は「かすかな来歴」にふれる、
その緒なのだと感じました。
歩くことは世界に何かを見つけるということ。
こんにちは。しんいちです。
最近は暖かくなってきて、春を感じるようになりました。
暖かくなると、植物は芽吹き、花は開き、生き物はふるえるふゆから身を起こします。
今の時期だと桜がきれいだったりして、本当に歩くのが楽しいです。
昨日は銀座から九段下まで1時間ほど歩きました。
ちょうど皇居のまわりの桜が見頃で、沢山の人がお花見をしていました。
スマホを鞄にしまって歩いていると、自分の思考が遊ぶのを感じます。
自由闊達に明日のお弁当の作り方とか、仕事の進捗とか、自分のやりたいことから、この宇宙の中でどうやって生きていくのか、そして心にとらわれないことを心で考えます。
人間は常に様々な情報にさらされています。ケータイからは絶えず雑多な情報が入ってきて、それは対応しきれるものではありません。それに加えて、ケータイじゃない、目の前の世界からはさらに多くの情報が体に染み込んでいます。
どちらも膨大な情報ですが、眼の前の世界からの情報のが優しいです。
優しいというと抽象的になってしまいますが、そう感じます。
あるく思想
歩くことは思索を前に進めてくれる潤滑剤のようなものです。
哲学者にもよく歩くことで有名な人が多いですよね。例えば、「純粋理性批判」を書いたカントです。カントは毎日必ず決まった時間になると散歩をしたようで、その時間の正確性から、人々は彼をみて時計の針を直した、といういつわがあります。
また、アリストテレスもあるきながら講義や議論を行ったようです。
私の好きなアーティストの坂口恭平さんも毎日2時間歩いているといいます。
ちなみに歩くことで脳が活性化するのは科学的に証明されています。
筑波大学大学院体育系教授の征矢英昭氏によれば、たった2週間のスローランニング(ストレスにならない軽運動)をマウスに行わせると、記憶や学習をつかさどる脳の「海馬」という領域の神経が増え、さらに、それを6週間続けると、海馬自体が肥大したという研究結果が出ているそう。(「米国アカデミー紀要(PNAS)」電子版2012年7月17日に掲載)
つまり、歩けば歩くほど、脳が育つということです。
歩いていると本当にいろいろなことが頭に浮かび、思考が豊かになります。
歩くこと、それでは素敵な景色に巡り会うこと。
歩くこと、それは思考をめぐらせること。
歩くこと、それは生きること。
歩くこと、それは桜の景色が後ろに流れて行くこと。
スマホを捨てた日#2
こんにちは。しんいちです。
今回はスマホをなくして2日目にどのような対応をとったか、そして困ったことについて書きます。
スマホを捨てた下りはこちらです
まずは私のスマホのスペックです。
・SIMフリーiPhone 7 Plus
・キャリア LINEモバイル
2日目の状況
まずはSIMフリーのiPhoneを購入しました。
同時にSIMカードの再発行を申請。
モバイルwi-fiを所持していたため、ネットには困りませんでした。
もしモバイルwi-fiを契約していなかったら、本当にインターネット難民になっていたといます。
困ったこと
データのバックアップをしていなかったため、6ヶ月前のデータを復元することになりました。
アプリが古いので、入れ直さなくてはいけない&余計なアプリがダウンロードされることに。ダウンロードに膨大な時間がかかりました。
また、バックアップをとっていなかった分のスマホの写真が全て消えてしまいました。
これはちょっとショックですね。
iCloudやグーグルフォトに写真を全てバックアップしておけばよかったと後悔しています。
また、再度ダウンロードしたアプリについてもくつか問題が派生しました。
アップルiDのおかげで、一度ダウンロードしたアプリの記憶は残っているが、再度何かしらの認証が必要です。
その場合、SIMカードも失ってしまったため、電話ができない状態です。
電話はSMS認証に使う事が多いので、今の所
・LINE Pay
・QUICPay
が電話認証まちで使えない状態です。
仮想通貨取引所に入れない
ちなみに、いま一番困っているのが仮想通貨の取引所にログインできなくなっていることです。
仮想通貨の取引所というのは、たくさんある種類の仮想通貨を買うことができる場所です。
そこにログインするために2段階認証というものが必要になります。
スマホで二段階認証の鍵を管理しているため、取引所に入れない事態に陥っています。
つまり取引所においたままの仮想通貨が取り出せなくなりました。
現在メールで各取引所に鍵を開けてもらうように交渉中です。
取引所と二段階認証の解除については、経過を報告したいと思っています。
現時点でわかっていることは、登録するときに表示される「二段階認証コード」を保存しておく必要があるということです。
ここまでが2日めの状況です。
iPhoneを捨ててから完全復活するまでまだまだ時間がかかりそうです。
みなさん、決してスマホを捨てないでくださいね。
スマホを捨てた下りはこちら