ヘッドホンを外せ
みなさん
こんにちは
遊牧民的定住者シンイチです。
最近登下校の際はいつも、
ヘッドホンで音楽を聴いていました。
でも今朝は歩いてる途中、急に
「最近感覚が鈍くなってるなぁ」と感じてヘッドホンをとりました。
すると
耳に風がピッとあたる、その冷たさ。
木の上で鳴く小鳥のさえずり。
木の梢が揺れて擦れる音。
様々な音が身体に飛び込んで来ました。
もう春は来ていたんです。
ヘッドホンはこんなにも環境を遮断していたのか、と驚きました。
聴覚がどれほど大事で豊かなものだったか痛感させられました。
「訪れ」は「音連れ」です。
何かがやって来るときは、音を連れて来る。
梢を揺らす風の音を聞いたとき、
まさに「春」が来たのを感じました。
「春」は「発る」から来ているといいます。
何かが「発」生する
長い長い冬を越えて、植物が「発」る。
命が初まる音です。
そして「春」は「晴る」ともいいます。
リトアニアはいつの間にか
雲や雪に覆われる日が過ぎ去ったのか、
晴れの日が続いています。
空は晴れ、命は発る。
リトアニアの春は、まさに、音が連れて来てくれました。