Lithuania Note

2018年7月にリトアニアから帰国。再びヨーロッパに戻り、そこで生活していくための過程を公開します。2020年にリトアニアに戻る予定。目指せ!海外移住!場所にとらわれない働き方!

車から見る町、歩く町

こんにちは。遊牧民的定住者シンイチです。

 

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先日、神戸.大阪2都市を車で回りました。

車っていうのは便利なものですね!

1日で600キロも移動できるのですから。

 

私はロードバイクに乗っているのですが、100キロ走るだけでも6時間くらいかかってしまいます笑笑

 

江戸時代なら歩くしか手がないですね。

江戸時代の人は1日何キロくらい歩いてたのだろう、と調べてみたら

 

なんと40キロ歩く人もいたそうです!

 

だいたい6キロ歩くと1万歩なので、7万歩くらい。

むかしヨーロッパで3万歩も歩いた時は死ぬかと思いましたが、そのさらに倍以上となると、どんなに大変なことか、、、

 

 

ちょっと江戸時代の旅について調べてみました。

 

当時、庶民の旅行は禁止されていたそうです。

しかし例外があって、伊勢神宮へのお参りは許可されていました。1800年代には一大ブームとなり、多くの人がお伊勢参りをしたそうです。

 

江戸から伊勢神宮まで、その距離およそ500キロ。

1日10時間歩き続けて、15日かけて辿り着くきょりだそうです。

 

キッツ!!!!

 

全く歩ける気がしないですね。。。

 

しかし!今は車があります。新幹線があります。

車で500キロなら7時間くらいでしょうか。

本当に便利な時代になったものです。

 

しかしこの速さで失ったものもあるのではないでしょうか。

 

神戸と大阪を回った時、車から見る景色の変わりばえしなさと、都市をまたいだ達成感もありませんでした。

 

8時間近くかけて大阪から東京にむかっても、途中の土地はただの通り過ぎる地名でしかありません。

 

インターチェンジでその土地の物産を少しみても、作られたものでしかありません。

 

しかし車を降りて町を歩いてみると、全く違う景色が広がります。言葉に方言が混じっていたり、においがちがったり。人の雰囲気も、話し方もなんか違います。建築をみても、その土地の歴史を感じます。神戸は異人館が有名です。これは港として栄えた歴史があるからで、海のない長野県などとは全く異なった経緯があるでしょう。

 

江戸時代の人は歩きました。

15日かかるとなると、14回宿に泊まることになります。

 

進む先の土地土地でご飯をいただき、風土を感じ、疲れを癒す。箱に入れられて超特急でいく旅よりいかに旅情に飛んでいるでしょう。

 

 

最近は何事も、はやく効率がよいのがいいこととされています。でも本当に速さだけが大事なのでしょうか?

 

あえて一駅歩いてみる、車じゃなくて自転車に乗ってみる。なんでもいいです。

 

普段急いで通っている道を、少しゆっくり眺めながら、楽しみながら歩いてみると

新しい発見があるかもしれません。

 

では