Lithuania Note

2018年7月にリトアニアから帰国。再びヨーロッパに戻り、そこで生活していくための過程を公開します。2020年にリトアニアに戻る予定。目指せ!海外移住!場所にとらわれない働き方!

歩くことは世界に何かを見つけるということ。

こんにちは。しんいちです。

 

最近は暖かくなってきて、春を感じるようになりました。

暖かくなると、植物は芽吹き、花は開き、生き物はふるえるふゆから身を起こします。

 

今の時期だと桜がきれいだったりして、本当に歩くのが楽しいです。

昨日は銀座から九段下まで1時間ほど歩きました。

 

ちょうど皇居のまわりの桜が見頃で、沢山の人がお花見をしていました。

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スマホを鞄にしまって歩いていると、自分の思考が遊ぶのを感じます。

自由闊達に明日のお弁当の作り方とか、仕事の進捗とか、自分のやりたいことから、この宇宙の中でどうやって生きていくのか、そして心にとらわれないことを心で考えます。

 

人間は常に様々な情報にさらされています。ケータイからは絶えず雑多な情報が入ってきて、それは対応しきれるものではありません。それに加えて、ケータイじゃない、目の前の世界からはさらに多くの情報が体に染み込んでいます。

 

どちらも膨大な情報ですが、眼の前の世界からの情報のが優しいです。

優しいというと抽象的になってしまいますが、そう感じます。

 

あるく思想

 

歩くことは思索を前に進めてくれる潤滑剤のようなものです。

 

哲学者にもよく歩くことで有名な人が多いですよね。例えば、「純粋理性批判」を書いたカントです。カントは毎日必ず決まった時間になると散歩をしたようで、その時間の正確性から、人々は彼をみて時計の針を直した、といういつわがあります。

 

また、アリストテレスもあるきながら講義や議論を行ったようです。

私の好きなアーティストの坂口恭平さんも毎日2時間歩いているといいます。

 

ちなみに歩くことで脳が活性化するのは科学的に証明されています。  

筑波大学大学院体育系教授の征矢英昭氏によれば、たった2週間のスローランニング(ストレスにならない軽運動)をマウスに行わせると、記憶や学習をつかさどる脳の「海馬」という領域の神経が増え、さらに、それを6週間続けると、海馬自体が肥大したという研究結果が出ているそう。(「米国アカデミー紀要(PNAS)」電子版2012年7月17日に掲載)

つまり、歩けば歩くほど、脳が育つということです。

https://studyhacker.net/columns/aruku-takameru-noukinou

 

歩いていると本当にいろいろなことが頭に浮かび、思考が豊かになります。 

 

歩くこと、それでは素敵な景色に巡り会うこと。

歩くこと、それは思考をめぐらせること。

歩くこと、それは生きること。

歩くこと、それは桜の景色が後ろに流れて行くこと。